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『Charlotte』11話 感想 AB!の反省点 「超能力を癒やす」ということ

11話と全体的な話。

素晴らしいepisodeだった。
いまいちノレてなかった『Charlotte』では、今のところ最もノレたepisodeだった。

ちょっと11話からズレますが、ABより『Charlotte』は単一ルートなんだ、という意見を読んでなるほどと(麻枝准が『Charlotte(シャーロット)』に活かした『Angel Beats!』の反省点とそのメリット・デメリットを考えてみた。 - りきおの雑記・ブログ)。
その点を記憶に求めているのはまさに私もその通りと思う点で、ループを構成する絶対の要素は「記憶」なんですね。
誰もループを覚えていないと、ループは存在しないことになるからです。
『Charlotte』ではその記憶部分、やはりというか、まあ、私が考えることなど当然見越して、記憶というものにもちゃんと焦点を当て、それを超能力でも登場させていましたね。

CLANNADでは<幻想世界>がその記憶を担保する存在でした。
ほかにもひぐらしなどは最初ループしてるとは誰も思わなかったのですが、古手と羽入によってそれは保証されました。
記憶を保持するということが、唯一ループが存在したことの証拠なわけです。

『Charlotte』がマルチエンド原理で作られていないかと言えばそんなことはなく、間違いなく「ループしていた」という驚きは、マルチエンド原理のなせるものです。
むしろAB!よりその趣は強いでしょう。


AB!の反省点として第一に挙げられるのがやはりキャラクターの少なさでしょう。後半にもりもりと増えてきましたが。
問題はこの断裂の部分で、この兄貴組とでも言うべきキャラたちと乙坂組が分かれてしまっている点ですね。こう、上手く同じキャラクターで接続できるともっとよかったと思いますね……話としては尺が足りてるのに、足りてないと体感させるのは、兄貴組があまりにぽっと出だからなんですよね(熊神はいたが、実質本当にいただけだし)。
ここがやはり1クール(Q1)に収めたAIRとの違いでしょうか……まああれもSUMMERはぽっと出でしたが。今考えるとやっぱりAIRはいい意味でおかしいね。なんでアレだけの話が1クールに収まってるねん……という感じで。このままだとAIRの話に脱線して行きそうなのでこの辺で。


超能力を癒やすというテーマ、これだけで十分一エントリ以上書ける大きなテーマが『Charlotte』に登場したのはとても嬉しかったですね。
最初に私は「「恵まれし子らの学園」か!?」と冗談で言ってましたが、その通りの話に接続されたので、やっと11話に来て1話からのテーマにつながったという感じがして、非常に満足感の高いepisodeになってました。

ただ、あまり世界観を広げると、1クールではとても収まらないテーマになってしまいますね。たとえば、逆に科学者側に協力する超能力者がいないとも限られないし、超能力を消したくない、という人も現れるでしょう。そしてそれはもっと複雑な社会問題へと発展することが予想されます。ディストピア的に考えれば、『Charlotte』の世界観でも十分なのですが、やはり超能力者の対社会ということを問題提起として作品に取り入れてしまうと、X-MENは欠かせないので、その点が掘り下げられていないと不十分となってしまうのは致し方無い点です。だーまえ(の歴史)的には、『Charlotte』は更に大きな広がりのある世界を描いているという点で、それは変化ではありますね(世界観/感が大きければいいというわけではありません)。ある意味ではだーまえ作品の中で最も社会的かつ世界観の大きい作品だと言えるかと思います。

ただ、世界観が大きい大きいという言葉に惑わされては行けなくて、それこそX-MENレベルで人口に膾炙しているわけではないですね。もっと秘密裡な話なわけで、この段階なら癒やしという理屈もまったくその通りですし、超能力にもっとデメリットがあればそれはもっと理屈として強固になります。(大人になったらなくなる、程度だと難しい(が、色々考えると、結構理屈は通っている気もする(大人になったら消えるという設定が逆にX-MEN的世界に拡大するのを防いでいるのか……)))
また、このテーマはAIRにまで繋がるものとしても、思い出されるでしょう。翼人、法力という、宿命とも呪いとも言うべきAIRで描かれたこれら超能力というものです。そう、AIRはある意味では超能力ものの一種なんですね。国崎の使う法力。


そんな感じで実に見応えあるepisodeが11話だと思います。


11話ではむしろ全然語り足りなくて、もっと色々あったんですが、これらを消化できている人はいませんね。さすがだーまえというか、本当に11話は大盛りなepisodeでした。