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げんしけん 時代の勝者

なんとなく、読んでいて思ったこと。

 

本エントリ参考にどうぞ↓

 

高坂は、エロゲ会社のプログラマになって、確か一期の最後にグロッキーになってたと思う。

それで、読んでいた当時は「高坂は上手く行かなかった」という表現だったと思う。

しかし、今読むと、むしろ高坂は現代の覇者に最も近い位置にいることが分かる。

つまり、高坂がこれから、新しく会社を立ち上げるなり、そのメンバーの一角になり、その会社がげんしけん世界のFate/GOを作れば、一気に高坂の年収は1000万円を優に越えるものになることがはっきりと分かる。

 

げんしけん一期終了時点では、最も「勝ち組」だったのは、言うまでもなく笹原であった。

オタクがマンガの編集者(編プロ)になれるなど、まさに男性版シンデレラストーリー(?)と言っていい。しかもカノジョはオタク系も平気な腐女子マンガ家。

そういう幻想でしかないが、ある種オタクの「夢」をきっちりと描いていたのがげんしけんだった。始めの頃は「五年生」のような鬱屈した話かと思いきや、ちゃんとエンタメとして丁寧に作られていたのがげんしけんだった。帰国子女の爆乳コスプレイヤが出てきた時点で完全な夢ですが。

唯一、負け組を体現していたのが斑目だったわけですが、最後はオタクのブロンド美女(?)をゲットすることで埋め合わせを受けました。

 

一方で、作中は非常に恩恵を受けていたのが高坂だったが、なぜかエロゲ会社のプログラマという職につき、廃人と化す。

だが、結局は上昇することが、現実世界では起こっていた。

 

それが、スマホゲーの大ヒット」だった。

 

もはやスマホゲーは日本の中でも高利益率産業として認知され、一部の会社が野球球団のスポンサになるほどの勢いをつけた。

そしてソニーが名指しで好調を指摘するなど、「オタク産業」はまさに日本の中での最大規模を誇るものになった。

 

今の子どもたちからすると、げんしけんは理解が出来ないかもしれない。

なぜこの登場人物は、妙に恥ずかしがっているのか? と。

むしろ、オタクであることは、この国においては、最も「稼ぎ頭」であることを示すことになっているからである。

テレビが「イロモノ」として取り上げていたオタク産業

口の端を上げて「今オタク産業が話題です(冷笑)」と言っていたメディアは、むしろオタク産業に完全に奪われたことを自覚したのが、「君の名は。」のヒットだった。そして、もう2つ、「シン・ゴジラ」と「この世界の片隅に」だ。

それまでは、テレビで注目されていた「普通のもの」が完全に衰退し、代わって経済的なリーダになったのはオタク産業だった。

月9や「タレント」が衰退するのを尻目に、映画産業でもオタク系が席捲し、また、ゲーム産業が、産業の中で非常な地位を得るようになる。しかも、国内でそれを占めるのはほとんどがオタク系ゲームばかりだ。

 

げんしけんとはなんだったのか。

それは、後にこの国の「中心」となる人々の記録だった。

もはやオタクは日陰者ではない。

むしろ、最も重要な産業を牽引する人々なのである。