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テレビの再発明

このブログがよく取り上げるテーマの一つにメディア論があって、まあテレビ批判というものなのですが、その中でネットフリックスの台頭を期待していたわけです。

当初はほとんどの人(ネット民含め)が知らなかったネットフリックスも、漸く大体の人が「知ってる」状態になってきました。

その上、映画の賞でも話題になったりと、テレビドラマだけでなく、映画も順調な様子。

このような形で、着実にネットフリックスの普及は進んでいるものの、まだ爆発的という段階には至っていない状態。

そんな時、出てきたのがこのAppleの発表でした。

Apple TVは、まあAppleファンからもほとんど話題に取り上げられない存在ですが、地味に販売を続け、今年の「Apple Special Event」にて遂にApple TVアプリというものが発表されました。

これは、今までバラバラで存在していた配信サービスをまとめて、諸々使いやすくする、というもののようです。

テレビで見る配信サービスと言えば、Fire TV StickやChromecastを使う方法がありますが、Apple TVもあります。しかし、配信は、テレビのようにただチャンネルを変えるようにサクサクとはいきません。まあ色々な操作が要求されるわけで、そういうところが煩わしい。

その辺を、Appleのソフトウェア技術を用いて使いやすくしたよ、ということのようです。

 

着々と、「テレビの電波離れ」が進められています。

このブログでは、やや性急にネットフリックスの大覇権時代を期待したものでしたが、どうやらそうはなりませんでした。

私自身も、「むしろ、チャンネルをまとめるプラットフォームが必要なのではないか」と考えていたところに、どんぴしゃでApple TVアプリが登場したので、驚きましたが、やはり発想自体は間違っていなかったと安心しました。Appleによるより高度な技術の提供に期待したいと思います。

さて、このApple TVアプリがどのように進められるか、それを一つの仮説として提供したいと思います。

Apple TVは、大規模資本の配信サービスを支えるプラットフォームとしての役目を負っています。今後は、まず「テレビを見る」とは、「Apple TVアプリを起動する」ということになると思われます。

そして、そのApple TVアプリを使えば、様々な乱立する配信サービスを上手く選り分けてくれるようになるのだろう、と思われます。このApple TVアプリを利用すれば、より品質の高い映像を見る、という顧客の要望に応えられるサービスが選ばれることになるでしょう。

質の低い日本のテレビ局のごとき存在は、ますます窮地に立たされる(視聴率の減少により広告代が稼げなくなる)ことになるのではないか。そうして日本人の多くがナショジオのような作品に触れることができるようになる…めでたしめでたし。

 

近年ますます日本のテレビは質の低下が著しくなっています。

しかし、いくらナショジオが素晴らしくても、日本の顧客に、日本人が不在の番組ばかりというのはどうなのか。特に報道などは、どうしても日本にいなければ適切な報道ができません。

これから求められるのは、正しい志を持った人が、報道メディアを立ち上げ、Apple TVアプリに配信することでしょう。こうすれば、テレビに頼らずとも正しい報道をすることが可能です。もう毎日のように「行列のできるラーメン屋」に報道のリソースを割くような会社は存在する必要がなくなります。正しい商品を提供できれば、顧客はそちらにやってきます。